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PSO エピソード ウサムク/第4話

+-+-+ それぞれの休日「前編」 +-+-+

セントラルドーム周辺の様子と、ドーム地下に巣くっていたドラゴンについて、一通りタイレル総督に報告したウサムクたちは、ドラゴン討伐の功績を讃えられるとともに、数日間の休暇をもらった。一方、ドラゴンとの戦いで負傷したモーリスはカミオフ師のいるDGの館で治療を受けていた。

−DGの館

「やっほー! モリたん元気ぃぃ!!」
「わこんにち!! あたちがオイシイ果物いっぱい買ってきたよー」
「…お邪魔する」
「わー、皆さんお見舞いにきてくれたんですか〜。うれしいですぅ。足はもうすっかり治ったし、体の毒も抜けたんですけど、カミオフおじい様がもう少し休めっていうんですよ、もう〜プンプン」

カミオフ師が食事を持ってモーリスの休む部屋に入ってくる。

「おお、みなそろってやってきたか。ふぉふぉふぉ、まったくおまえさんたちには困ったもんじゃ。しっかしあのドラゴンを倒すとは、なかなかやるもんじゃの〜ふぉふぉふぉふぉ。」
「カミじいさ〜、モーリスの毒はどうやって治したの? 超不思議なんですけど」
「ふぉふぉふぉふぉ、ちょうどモーリスがの血清の元を持っておっての。運が良かったかの」
「血清の元…? それは何ですかカミオフ師」
「そうだよーあたいたち森で特別なことしてなかったぜ」
「あー、あれじゃよ。ヒルデベアの首じゃよ」
「!!」
「モーリス、だからおまえのリュック、パンパンだったのか〜」
「えへへ、なんか捨てられなくて…。持ってたんですぅ」
「…すてろって」
「不幸中の幸いだったな。私がついていながら申し訳なかったなモーリス」
「い、い、いいんです。私のせいですからぁ(レイドさんが心配してくれた…♪)」
「ふぉふぉふぉふぉ、ところでおまえさんたち、休みをもらったのであろう。どうするのじゃ?」
「アタシは久しぶりに家かえろーかな、ラピッコも心配だし」
「さんせいー! アタイも家かえるぜい」
「あのー、私もお家に帰りたいです」
「ふぉふぉふぉふぉ、いいじゃろ。もうモーリスの足も体も大丈夫じゃしな、ちと寂しいがの」
「では、カミオフ師。私も久しぶりにシティに行ってまいります」

4人は休日をつかい、それぞれの帰る場所へ向かっていった。

●ウサムクの休日

「ただいまーっと!!」
「ピピピピピピピ〜!」

一匹の子ラッピーが目をうるませながらウサムクに抱きついてきた。

「ごめんねーラピッコ。ほーら、うしゃうしゃしゃ」

ウサムクがラピッコの首をくすぐると、ラピッコは大喜びしてグルグル周り、机の角に頭をぶつけて気絶した。

「あ〜久しぶり、なにしよ! なにしよ! えーっとまず商業地区にいってお買い物でしょう。つぎは武器商にいって、新しい武器を買おうっと。あとは、そうだたまってたラグプラ(ラグオルプラモデル)作らなきゃ…」

といってウサムクはラグプラの1/100スケール「ギャランゾ」をいそいそと作り始めた。

「ピリリリリリ」

その時、ウサムクのハンディフォンが鳴った。

「は〜い、もっすぃー。うんうん…」

●マクガの休日

シャーーーーー……。白い湯気がバスルームいっぱいに立ちこめている。バスルームで丹念に体を磨いているハニュエール…、マクガ。普段はレザーでできた戦闘用のスーツに身を包んでいるが、マクガは前年度シティ杯ベストハニュエール賞で優勝したほどのナイスバディである。形のよい胸としまったウェスト、ほどよく突き出たヒップ、すらりと伸びた足。シティを歩けばほとんどの男性たちが振り返るが、最近はウサムクがいつも一緒にいるせいか、ナンパされることも少なくなった。それ以前にそれほどの肢体を持っていながら、表舞台に立たず、ハンターをしているのは、自分の今までの生き方があってのことである。

「るんるんるん〜! ららら〜ラッピ、ブーマブーマ〜! モスマントはゴボゴボなの〜♪」

鼻歌を歌いながらご機嫌でシャワーを浴びるマクガ。

「ふー気持ちよかった。じゃーいっちょあれやりますか!」

とマクガはいうと部屋の片隅に置いてある一本のギターを手に取り、激しい演奏をし始めた。

「ギャインーーン! テレレレレレ、ジャーン!! ぎゃははははは最高だぜ! マクガでおま! おま!」

「ピリリリリ」

マクガのハンディフォンが鳴っているが、マクガは演奏に夢中で気が付かない。

●モーリスの休日

「えーっと、おじさん、モノメイト3つにパニックウォンド1つくださいな」
「あいよー、お嬢ちゃんいつもカワイイね!」
「えー、そんなことないですよぉ」
「あんまりお嬢ちゃんがかわいいから、ナイト/パワーをオマケしといたぜ!」
「あ、あの〜いらないです」

ショッピング好きのモーリスはいつもの通り、商業区で買い物をしていた。モーリスの趣味はショッピング、活気のある場所が好きで、新し物好き。いつも変わった物がないかと、いくつもの店を物色して歩いているのだ。

「あらららら? なんですのぉ、この張り紙…」

町でモーリスの目にふととまった張り紙にはこう書いてあった。

【うちの嫁が行方不明になりました。ラグオル北東にあるシグ山脈へ薬草を採りにいったきりです。探してください。依頼達成の際にはそれ相応のお礼を差し上げます。 TEA所属ハンター チェイコ】

「大変ですぅ〜。お嫁さんがいなくなったです。あ、あ、みなさんに連絡しなくちゃ」
とモーリスはウサムク、マクガ、レイドのハンディフォンに電話をし始めた。

●レイドの休日

大きな岩に向かってセイバーを降っている男がいる。これは大きな岩をセイバーのみで球体に磨き上げる修行で、完全な球体に仕上げられるようになれば、剣の達人の域に達すると言われている伝統の修行法だ。石は決して滑らかな球体にはなっていなかったが、それでも元の形の後はなくなっていた。それだけにこの男の剣の腕の良さが伺えるというものだ。

「レイドさん、お休みの日ぐらいゆっくりなさったらどうなんですか?」

レイドが宿泊している簡易休憩所「ザ・フォトン」のメイドが言う。

「いや…剣という物は生き物のようなものなんだ。日々の鍛錬が剣に命を吹き込むのさ」
「そ、そうですか。でも昨日はレイドさん夕方まで寝ていたじゃないですか?」
「ち、ちゃうねん、あれはこれで…」
「ふふふ、レイドさんも慌てるんですね、私ちょっと安心しちゃいました」
「なぜだ」
「だって、DGの方ってコワイ方が多いって聞いていたんで、その…レイドさんも」
「おれがこわいって? フフ、まあそんなことはないかな。もっとも本当のDGの顔を知ればどう思うかわからんがな…」
「うふふ、それは知らなくていいですよ」
「ピリリリリリ」

レイドのハンディフォンが鳴る。着メロは「哀・戦士」だ。

「…はい。」
「あの〜モーリスです。」
「なんだ? どうした? まだ足が痛むのか?」
「(やっぱコワイよ〜)あ、あのですねちょっとお願いしたいことがありまして、お電話したんです」
「お願い? 何のお願いだ?」
「えーっと、TEAというチームのチェイコさんという方の奥さんを一緒に捜して欲しいんです」
「! チェイコと言ったか? 今…」
「はい〜言いましたよ。チェ・イ・コ!!」
「……」
「どうしたんですか、レイドさん」
「兄者だ……」
「えええ?」

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